パック。アロエは家庭の救急薬として理想的な常備薬とはいえますが、残念ながら万能薬ではありません。


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 ”そばかす美人”という形容がありますが、やっぱり色白には勝てません。基礎マッサージに加えて、ときどきアロエパックをすると、美容効果はさらに高まり、できて間もないニキビ、しみ、そばかすなら短時間でとれます。

 しかし、できてから何年もたったものは、皮膚の深部にまで達していますので、一、二回のパックですぐとれるというわけにはいきません。気長に、少なくとも、皮膚の交代周期である二十八日間以上は続けてください。

 古い皮膚の表面の部分が落ちるだけでなく、深部の老廃物が表面に引っ張りだされるので、とてもキレイな肌になります。美しくなった肌を夢みて、気長に気長に試してください。

 たまご一個にアロエの上澄み液小さじ二杯、蜂みつ大さじ一杯、小麦粉適量でパック剤を作りますが、肌が敏感すぎる人は、ガーゼを顔に一枚あてて、その上からパック剤を塗るようにします。
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【 ポイント 】
@材料:卵1個、上澄み液小さじ2杯、蜂みつ大さじ1杯、小麦粉小さじ5杯。
Aボールに卵、蜂みつ、上澄み液を入れよくかき混ぜる。
Bかたさをみながら、小麦粉を少しずつ加えていく。
C指先につけてポトリと落ちるくらいが適当。
D出来上がったパック剤を顔にまんべんなく塗る。乾いたら、ぬるま湯で洗い落とし、化粧水をつけておく。
E肌が弱い人は目、鼻、口を切り抜いたガーゼのうえからパック剤を塗る。



◆◇◆ アロエの雑学豆知識 ◆◇◆

 アロエはユリ科に属する多年草で、アフリカの地中海沿岸が原産と言われています。アロエとはヘブライ語で”苦い”という意味で、その歴史は古く、紀元前から薬草として知られていました。
 アロエが薬草として使われていたという最も古い記録は、古代エジプトのミイラのひざのあいだに置かれていたパピルスです。これによるとアロエは、センナなどとならんで下剤として用いられ、また眼病にも使われた薬効のある貴重な植物としるされています。
 さらにアレキサンダー大王は、大遠征の際に負傷兵の治療にアロエを用いて効果をあげ、それをきっかけにアロエの栽培をはじめたとも言われています。
 いずれにしてもアロエが古代より薬草として使われていたことはたしかで、やがて紀元前1世紀には、ローマのディオスコリディスが『ギリシャ本草』のなかで、アロエの薬効を書きしるしています。それによると性器の病気、痔、黄疸、胃の洗浄作用、打撲、おでき、さらに目の洗浄にもなる万能薬であるとしています。
 その後、アロエの薬効はヨーロッパにも広く認められ、十二世紀にはドイツ薬局方にも収載されるようになりました。
 さて、日本にいつアロエが伝えられたのかについては、鎌倉時代とか室町時代とかいわれ、定かではありませんが、江戸時代には貝原益軒が『大和本草』のなかで、「その味苦く臭くして、気味ともにはなはだしく苦きゆえに虫を殺す」しるしています。
 当時、蘆薈(ろかい)と呼ばれたアロエは、その名から中国から伝えられたものだと言われています。中国では『開宝本草』にしるされているところから、八世紀ごろには、民間薬として普及していたと考えられます。
 日本に伝えられたアロエは、九州や伊豆、四国などの山野に自生し、地方によっては、”医者いらず”として重宝がられていました。しかし、アロエが薬用植物として広く栽培されるようになったのは戦後でした。
 現在では、各地、ことに暖地で観賞用として、また民間薬として栽培され、薬効が穏やかで副作用が少ないことから、多くの人々に愛用されています。


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